「世の中に『絶対』などということはない」という言葉をよく聞きますが、本当に存在しないのでしょうか。
回答は簡単で、「絶対」は存在します。正確にいうと、存在しないとは言えません。
なぜかというと、それは「絶対がない」と仮定して考えます。絶対=100%ということですが、「『絶対』が無い」=「『100%』は無い」ということになります。
次に上記の文はの「無い」について考えると、これは「『無い』の確率が100%」ということです。つまり、「『絶対』が無い」ということは、「『100%』が無い確率は『100%』である」ということになります。
100%が無いのなら、100%が無いことも100%にすることは出来ません。つまり、100%がないとは言い切れないのです。
逆に「『絶対』は存在する」は矛盾していません。「100%がある確率が100%」ということだからです。
これは「私は嘘つきです」と同じ展開です。
嘘つきな人が自分のことを嘘つきと言う場合、「自分は嘘つき」という本当のことを言った時点で嘘つきではないので、論理が成り立ちません。
このような考え方は他にも色々あるので考えてみると面白いですが、一般的にはあまりロマンチックでは無いですね。