問003 どうすれば短所を受け入れられるか

問答

試験・就職・仕事の際に学校や会社などの社会から、しばしば「あなたの長所と短所を教えてください」と問われます。また、自信が持てなくなった時に「私の良いところってなんだろう」と自問することもあります。

そんな時、私は「コインの表裏だ」と答えます。

コインには表と裏があります。言い方を変えると表があれば必ず裏があります。
それと同じように長所には必ず短所があると考えます。決断力がある人はせっかちだし、寛容な人は大雑把だったり、しっかりしている人は神経質など。
つまり、強みとは弱みだし、逆もまた真です。

自分の短所を認められない人はたくさんいます。でも、それがなければ、自分の良いところは存在できません。
「自分の長所のために存在してくれている」と短所をとらえ、やさしい気持ちで受け入れると表面に出てきにくくなります。短所は消せずとも自分の中に包み込んでおけば、外から見れば無いのと同じです。

そして、このコインが「個性」。人間はたくさんの個性を持っており、その片面が長所で逆の面は短所です。
自分はコインをいくつ持っているのか。そのコインはどんなものなのか。そして、これから手に入れるコインや実は自分が持っていたコインが、山ほどあります。

生きるというのは、コイン集めなのかもしれません。

あなたはどんなコインを持っていますか?見返して磨いてあげることをお勧めします。

*ちなみに記憶力に自信がないので「多分」ですが、アドラーの心理学で同じようなことが語られていたと思います。

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