問021 理性的な行いをするにはどうすれば良いか

問答

感情に左右された言動で損をすることがしばしばあるため、理性的に振る舞いたいと思う人は多いと思います。ただ、それは簡単ではなく、ではどうすれば良いのでしょうか。
必須なのは自分を客観視することです。その方法は問020で説明したので、そちらをご参照ください。

そこで2つの方法があると書きましたが、その客観視の仕方によって、理性的な振る舞い方も違います。
まず、幽体離脱法です。魂となった自分が肉体を見下ろすというイメージの方法ですが、それで把握した客観的な自分やそれを取り巻く状況に応じて、肉体としての自分が魂となった自分に操られるように行動します。つまり、自分とはあくまで魂の方であり、肉体は自分ではなく、いわば人形と位置付けます。
そうやってマリオネットのように肉体を扱うと、感情に左右される幅を小さくすることができます。

次に、小説法です。こちらは自分を小説の登場人物のように捉えるという方法でしたが、その登場人物がこの後どのように振る舞うかを執筆するように考えます。「この状況で、こういう特徴の登場人物をどのように動かすのが良いか」と考えてストーリー描き、それと同じように振る舞うのです。

ここで説明した方法はどちらもイメージの話です。ただ、よく分析してみると、どちらも色即是空空即是色的な方法です。自分は肉体、つまり色にすぎません。その操り方を考え、考えた通りに操るだけ、ということです。

どのように自分というものを捉え、そして動かすか。それは人それぞれ異なりますが、私が採用して効果が高かったのは以上の2パターンです。
ぜひお試しください。

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